イオンでモバイルバッテリーは回収できる?実施店舗と条件、持ち込み方や法改正後の処分方法も解説
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お客様イオンでは、自治体と連携した一部の店舗でモバイルバッテリーの回収ボックスを設置しています。ただし全店共通のサービスではなく、回収できる品目や膨張品の扱いも店舗ごとに異なります。
本記事では、モバイルバッテリーを回収しているイオンの店舗と回収条件、持ち込む流れ、イオン以外の処分方法を、自治体や国の公式情報をもとに解説します。
イオンでモバイルバッテリーを回収している店舗

イオンのモバイルバッテリー回収は、自治体との連携協定にもとづいて一部の店舗で実施されています。2026年10月時点で、自治体の公式発表から回収を確認できた店舗は次のとおりです。
| 地域 | 店舗 | 回収開始 |
|---|---|---|
| 京都府京都市 | イオン京都洛南ショッピングセンター | 2025年7月1日 |
| 京都府京都市 | イオンスタイル京都五条 | 2026年9月1日 |
| 千葉県千葉市 | イオンマリンピア店 | 2026年3月9日から順次 |
| 秋田県能代市 | イオン能代店 | 環境省の実証事業として実施予定 |
※京都市・千葉市・環境省の公式発表をもとに作成(2026年10月時点)
全店共通の回収サービスではない
イオンの公式サイトでは、全店共通でモバイルバッテリーを回収するという案内は確認できません。近くのイオンに回収ボックスがあるとは限らないため、持ち込む前に必ず確認しましょう。
同じイオンでも、イオンモールやイオンスタイルなど店舗の種類によって対応が異なります。回収ボックスがない店舗に持ち込んでも、引き取ってもらえません。
京都市と連携した2店舗
京都市とイオンは、サーキュラーエコノミーの推進に向けた連携を強化し、充電式電池を内蔵した小型電化製品の回収を行っています。
- モバイルバッテリー
- 加熱式たばこ
- ワイヤレスイヤホン
- 電気カミソリ
- ハンディ扇風機
回収ボックスは、イオン京都洛南ショッピングセンターでは1階の家電・携帯電話売場(承りカウンター横)、イオンスタイル京都五条では1階の家電レジカウンター横に設置されています。膨張品の扱いなど細かな条件は公表されていないため、店舗で確認しましょう。
出典:京都市「京都市とイオン株式会社との連携による充電式小型電化製品の回収店舗の拡大」(2026年8月発表)
千葉市と連携したイオンマリンピア店
千葉市は、イオン株式会社と結んだ連携協定にもとづき、イオンマリンピア店に小型充電式電池の回収ボックスを設置しています。膨張・破損しているモバイルバッテリーも回収できるのが特徴です。
- 設置場所は3階の携帯電話売り場カウンター横
- リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池、モバイルバッテリーが対象
- 膨張・破損しているものも回収可
- 家庭で使用していたものに限る(事業者が使用していたものは不可)
出典:千葉市「小型充電式電池回収ボックスを設置します」(2026年3月発表)、千葉市 報道発表資料(2026年8月発表)
秋田県能代市のイオン能代店
秋田県能代市では、環境省の実証事業としてイオン能代店と市内の公共施設5か所に回収ボックスを設置し、リチウムイオン電池などを回収する取り組みが採択されています。開始時期や回収条件は、能代市やイオン能代店の案内を確認しましょう。
出典:環境省「リチウムイオン電池等の回収に関する実証事業の二次公募の結果について」(2026年10月発表)
近くのイオンで回収しているか調べる方法
回収を行うイオンの店舗は、自治体との連携で少しずつ増えています。お住まいの地域のイオンが回収しているかは、次の方法で確認できます。
- 自治体の公式サイトで「モバイルバッテリー 回収」と検索する
- 利用したいイオンの店舗に電話で問い合わせる
- JBRCの協力店・協力自治体検索で近くの回収場所を探す
自治体の回収拠点としてイオンが案内されている場合は、回収品目や条件も自治体のページに書かれています。
イオンで回収できるモバイルバッテリーの条件

イオンの回収ボックスは、店舗ごとに連携する自治体のルールで運用されています。回収品目や膨張品の扱いは店舗によって異なるため、持ち込む前に条件を確認しておきましょう。
| 店舗 | 回収品目 | 膨張・破損品 |
|---|---|---|
| イオン京都洛南SC イオンスタイル京都五条 |
モバイルバッテリーなど充電式電池内蔵の5品目 | 公表なし(店舗に確認) |
| イオンマリンピア店 | 小型充電式電池、モバイルバッテリー | 回収可 |
どの店舗でも、対象は家庭で使用したものに限られます。会社や店舗などの事業で使ったモバイルバッテリーは持ち込めません。
イオンにモバイルバッテリーを持ち込む流れ

イオンへの持ち込みに特別な手続きは必要ありません。発火を防ぐための絶縁を済ませてから持ち込むのが基本です。
端子をビニールテープで絶縁する
回収ボックスの中で端子どうしが触れると、ショートして発火するおそれがあります。JBRCは、透明なビニールテープで金属端子を絶縁することを推奨しており、セロハンテープは不可としています。
USB端子やケーブル差込口など、金属が見える部分をすべて覆いましょう。透明なテープなら、本体の表示を隠さずに絶縁できます。
出典:JBRC「回収の流れ」
回収している店舗を確認する
回収ボックスを置いているイオンは一部の店舗のみです。近くのイオンで回収しているか調べる方法を参考に、回収ボックスの有無と設置場所を事前に確認しておきましょう。
回収ボックスに入れる
回収ボックスは、家電売場や携帯電話売場のカウンター横に置かれていることが多いです。設置場所がわからないときは、売場のスタッフに確認しましょう。
イオンでモバイルバッテリーを回収してもらう際の注意点

回収ボックスを正しく使うために、持ち込む前に確認しておきたいポイントがあります。
家庭で使用したものに限る
イオンの回収ボックスは、家庭から出るモバイルバッテリーを対象としています。事業で使用したものや大量のバッテリーは持ち込めないため、産業廃棄物として専門の業者に依頼しましょう。
膨張・破損品の扱いは店舗によって異なる
膨張・破損したモバイルバッテリーは、イオンマリンピア店のように回収できる店舗もあれば、条件が公表されていない店舗もあります。膨張品を持ち込む場合は、必ず事前に店舗へ確認しましょう。
回収できない場合は、液漏れ・膨張したモバイルバッテリーの処分方法を参考にしてください。
モバイルバッテリーを一般ゴミに捨ててはいけない理由

モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われており、可燃ごみや不燃ごみに混ぜると、収集車や処理施設で火災を起こすおそれがあります。
リチウムイオン電池による火災は増えている
消防庁の調査では、2025年にリチウムイオン電池などから出火した火災は1,297件で、うちモバイルバッテリーが原因のものは482件と前年の約1.7倍に増えています。
| データ | 数値 |
|---|---|
| リチウムイオン電池等から出火した火災(2025年) | 1,297件 |
| うちモバイルバッテリーが原因の火災 | 482件(2024年は290件) |
| ごみ処理の過程でのリチウムイオン電池等による発火など(令和6年度) | 9,923件 |
出典:消防庁「リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果(令和7年)」(2026年3月公表)、環境省「リチウムイオン電池の適正処理の現状」
ごみ収集車の圧縮装置や処理施設の破砕機で強い力が加わると、内部の電池がショートして発火します。小さなモバイルバッテリーでも大きな火災につながるため、必ず回収ボックスや自治体の指定する方法で処分しましょう。
2026年4月の法改正でメーカーの回収が強化された
2026年4月1日に改正資源有効利用促進法が施行され、モバイルバッテリー、スマートフォン、加熱式たばこのデバイスが、メーカーによる自主回収・再資源化の対象に追加されました。
メーカーには、自主回収していることを表示などで知らせることや、回収量の目標を定めて取り組むことが求められています。今後はメーカーや販売店での回収窓口が広がっていくと見込まれます。
出典:経済産業省 産業構造審議会 資源循環経済小委員会 資料(2026年4月)
イオン以外でモバイルバッテリーを処分する方法

近くに回収しているイオンがない場合でも、モバイルバッテリーを無料で処分できる方法は複数あります。
家電量販店などのJBRC協力店に持ち込む
JBRCは、小型充電式電池のリサイクルを行う団体です。家電量販店やホームセンターなどの協力店には回収ボックスが置かれ、JBRC会員企業のモバイルバッテリーを無料で回収しています。
会員企業以外の製品やメーカー不明品、膨張・破損などの異常がある電池は対象外です。協力店はJBRCの協力店・協力自治体検索で探せます。
自治体の回収を利用する
近年は、自治体がモバイルバッテリーの回収を始める例が増えています。
出し方や回収場所は自治体ごとに異なります。お住まいの自治体の公式サイトで「モバイルバッテリー」「小型充電式電池」と検索して確認しましょう。
メーカーの回収を利用する
メーカーの中には、自社製品のモバイルバッテリーを独自に回収しているところがあります。2026年4月の法改正で、メーカーによる回収はさらに広がる見込みです。
| メーカー | 回収の内容 |
|---|---|
| Anker | Anker製品が対象で、故障・破損品も受付。他社製品は不可 |
| CIO | CIO会員登録のうえ専用封筒で送付(1回5個まで)。他社製品の回収もあり。膨張品は要問い合わせ |
| MOTTERU | MOTTERU製品のみ。送料無料の専用封筒で郵送。膨張品は回収不可 |
※各メーカーの公式サイトをもとに作成(2026年10月時点)
ほかのメーカーの製品は、取扱説明書や公式サイトのサポートページで回収の有無を確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、ほかの不用品とまとめて自宅から引き取ってもらえます。費用はかかりますが、大量の家電や小物を一度に処分したいときに便利です。
膨張・液漏れしたバッテリーがある場合は、依頼前に状態を伝えて対応できるかを確認しましょう。業者を選ぶ際は、一般廃棄物収集運搬業の許可や、許可業者との提携があるかを確認しておくと安心です。
液漏れ・膨張したモバイルバッテリーの処分方法

膨らんだり液漏れしたりしたモバイルバッテリーは、少しの衝撃でも発熱・発火するおそれがある危険な状態です。JBRCの回収ボックスには入れられないため、受け付けてくれる窓口を探しましょう。
膨張品を受け付ける自治体や店舗を利用する
大田区や千葉市のように、膨張・破損したモバイルバッテリーも回収している自治体があります。千葉市では、イオンマリンピア店の回収ボックスでも膨張品を受け付けています。
自治体によっては、清掃事務所や処理施設での個別受付を行っている場合もあります。まずはお住まいの自治体の担当窓口に問い合わせましょう。
メーカーに相談する
メーカーによっては、膨張したバッテリーの扱いを個別に相談できる場合があります。郵送できない状態のものもあるため、送る前に必ずメーカーへ問い合わせてください。
処分するまでは安全に保管する
処分先が決まるまでは、充電や使用をやめ、燃えやすいものから離して保管しましょう。膨らんだ部分を押したり、穴を開けたりするのは絶対にやめてください。
直射日光の当たる場所や高温になる場所を避け、子どもやペットの手が届かない場所に置いておきます。
イオンでのモバイルバッテリー回収に関するよくある質問

ここでは、イオンでのモバイルバッテリー回収に関するよくある質問に回答します。
イオンでの回収に費用はかかりますか?
京都市や千葉市の公式発表には、回収にかかる費用の記載がありません。自治体と連携した回収ボックスに入れる仕組みですが、費用の有無は利用前に店舗で確認しておくと安心です。
どのイオンでもモバイルバッテリーを回収していますか?
全店共通のサービスではありません。2026年10月時点で公式に確認できたのは、京都市・千葉市・秋田県能代市の自治体と連携した一部の店舗です。利用する前に、自治体の案内や店舗で確認しましょう。
モバイルバッテリー以外の電池も回収してもらえますか?
店舗によって異なります。京都市内の2店舗では、加熱式たばこやワイヤレスイヤホンなど充電式電池を内蔵した5品目を回収しています。イオンマリンピア店では、リチウムイオン電池などの小型充電式電池も対象です。乾電池やボタン電池は、自治体のルールに沿って処分しましょう。
膨張したモバイルバッテリーに穴を開けてガスを抜いてもいいですか?
絶対にやめてください。穴を開けたり押しつぶしたりすると、内部でショートして発火するおそれがあります。膨張した状態のまま、膨張品を受け付けている自治体やメーカーに相談しましょう。
まとめ

イオンのモバイルバッテリー回収は全店共通ではなく、京都市や千葉市などの自治体と連携した一部の店舗で実施されています。回収品目や膨張品の扱いは店舗ごとに異なるため、持ち込む前に自治体の案内や店舗で確認しましょう。
持ち込む際は、端子を透明なビニールテープで絶縁してから回収ボックスに入れます。近くに回収しているイオンがない場合は、JBRC協力店や自治体、メーカーの回収を利用してください。
2026年4月の法改正で、メーカーによるモバイルバッテリーの回収は今後さらに広がる見込みです。一般ゴミには混ぜず、正しい方法で処分しましょう。